OBSが重い時すべき対処法10選
OBS Studioの動作が重い…ソフトが起動しない…配信画面がプツプツする…といった悩みは、ライブ配信者誰もが通る道です。
パソコンや回線のスペックが悪い・・・といった根本的な内容が原因の可能性もありますが、大体の場合は設定をいじるだけで簡単に解決できると思われます!
以下、効果が高いとみられる対処法10選です!
最新バージョンにアップデートする
OBSが重い・・・と感じた場合は、とりあえず本体を『最新バージョン』にアップデートすることをオススメします。
▲OBSを起動し、上部メニューの『ヘルプ』→『更新を確認』から更新可能です。
プラグインなどとの相性問題で、逆に重くなってしまう可能性もあります。ダウングレードしたくなった場合は、公式サイトのこちらのページから古いバージョンをダウンロードし、インストールし直してみましょう。
ビットレートを見直す
ビットレートの数値が大き過ぎるとカクついてしまう可能性があります。6000kbpsを最大と考え、3000→2000→1500・・・と、徐々に下げて様子を見てみましょう。
サイト名 | 最大推奨値 | 重い場合の推奨 |
YouTube Live | 4500~9000Kbps | 2000~3000kbps |
ニコニコ生放送 | 6000kbps | 1500~2500kbps |
ツイキャス | 6000kbps | 1500~2500kbps |
Twitch | 6000kbps | 2000~3000kbps |
ミルダム | 6000kbps | 2000~3000kbps |
OPENRE | 5000kbps | 1500~2500kbps |
▲上部メニューの『ファイル』→『設定』を選択。
▲『出力』のタブから『ビットレート』の数値を調整。2000~3000ほどで様子を見てみましょう。
解像度を落とす
画面サイズ(解像度)を低くしてみましょう。最近では『1920×1080』の最高画質が推奨されていますが、個人配信であれば『1280×720』でも充分綺麗です。
それでも重い場合は、それよりも下の数値を試してみましょう。
▲上部メニューの『ファイル』→『設定』を選択。
▲出力(スケーリング)解像度を『1920×1060』から『1280×720』に変更しましょう。
フレームレートを落とす
フレームレートは『1秒間に表示する静止画の数』を表します。この数値が高ければ高いほど、映像はヌルヌルと滑らかに動きますが、その分PCへの負担も大きくなります。
60fpsに設定していて重たい場合は『30』に変更してみましょう。
▲上部メニューの『ファイル』→『設定』を選択。
▲FPS共通値が『60』だった場合『30』に変更してみましょう。
エンコーダの設定を見直す
『×264』を選択している場合は、出来ることならば変更しましょう。下記の4つのどれかだったらどれでもいいと思います。
- NVENC H.264
- NVENC NVENC H.264
- QuickSync H.264
- H264/AVC Encorder (AMD Advanced Media Framework)
ザックリと違いを言うと『×264』はCPU…つまりはPC本体が直接処理を行い、上記の4つはグラフィットボードが処理を行っています。
上記はNVENC製のグラフィックボードを搭載している場合に表示されます。別のグラフィックボードを使用している場合は、とりあえず『×264』以外を選択してみましょう。
▲上部メニューの『ファイル』→『設定』を選択。
▲エンコーダを『×264』以外に設定しましょう。
プリセットを下げる
プリセットは高ければ高いほど高品質にはなりますが、その分パソコンへの負担は大きくなります。『MaxQuality』が最上位の設定な為、2段階~3段階ほど下げてみましょう。
▲上部メニューの『ファイル』→『設定』を選択。
▲プリセットの設定を『Performance』辺りまで下げてみましょう。
ネットワークの最適化を有効にする
『ネットワークの最適化』にチェックを入れることで、回線問題でプツプツしてしまう現象を解決できる可能性があります。
▲上部メニューの『ファイル』→『設定』を選択。
▲『詳細設定』→『ネットワークの最適化を有効にする』にチェックを入れましょう。
OBSを管理者として実行する
管理者として実行することで、動作が軽くなったとの報告あり。重要性は低いですが、一応試してみましょう。
▲『OBS Studio』アイコンで右クリック→『管理者として実行』をクリック。
▲一々右クリックするのが面倒くさい場合は『アイコンを右クリック→プロパティ』→『互換性』のタブから『管理者としてこのプログラムを実行する』にチェックを入れましょう。
パソコン本体が重い
OBSに問題があるわけではなく、パソコンそのものが重いといった可能性もあります。Windowsを更新する・不要なファイルを削除するなど、細かい対応が必要です。
- Windowsを更新する
- ディスクをクリーンアップする
- OneDriveを無効にする
- アニメーションを無効化する
- パソコン本体を掃除する
詳しくはこちらのサイトの『PCが重い時の対処法』を参考にしてみてください。
パソコンスペックが悪い
パソコンのスペックが低い場合、当然動作は重くなります。出来れば『CPU:Core i5』『メモリ:8GB』以上の環境が好ましいです。
CPU | Core i5 以上 |
メモリ | 8GB 以上 |
グラフィックボード | GTX1050TI相当 |
筆者が以前使っていたパソコンは『Core i7・16GB・GTX1050TI・SSD256GB』といったスペックでしたが、特に重い感じは無くサクサク動作しました。
まとめ
快適なライブ配信を行うためには、OBSの最適設定・高スペックなパソコン・高速なネット回線…が必要です。少しずつでいいので出来るところから解決していきましょう。
- 最新バージョンにアップデート
- ビットレートを小さくする
- 解像度を落とす
- フレームレートを落とす
- エンコーダを変更する
- プリセットを下げる
- ネットワークの最適化を有効にする
- OBSを管理者として実行する
- パソコン本体を軽くする
- 高スペックなパソコンに買い替える