AviUtlが重い時の対処法
- AviUtlが重い!
- カクカクでストレスが溜まる!
- フリーズして操作すらままならない!
そんな重くなってしまったAviUtlを快適に動かすための『10個の対処法』を紹介したいと思うので、参考にしてみて下さい!
AviUtlを最新バージョンにする
従来までは4GBまでしかメモリを使用できない仕様でしたが、最近バージョンのAvuUtlでは共有メモリを『1TB』まで使用可能になります。
その他様々な調整により、現在の編集環境へと対応・・・つまりスペックの高いパソコンほど重くなりづらい仕様へとアップデートされました!

▲『AviUtlのお部屋』にアクセスし、最新バージョンをダウンロード。

▲ファイルを展開し、最新バージョンの『aviutl.exe』を旧バージョンの本体と入れ替えましょう。

▲ファイルをドラッグし、上書き保存でオッケー!
キャッシュフレーム数を上げる
デフォルトでは『256』となっていますが、変更しましょう。使っているパソコンのメモリ数の1/4程度が丁度いいと言われています。
1G=1024MBの計算で、8Gのメモリを積んでいたら2G=2048MBなので『2048』と入力。16GBの場合『4096』といった感じ・・・。
- 4G=1024
- 8G=2048
- 16GB=4096
- 32GB=8192

▲『ファイル』→『環境設定』→『システムの設定』を選択。

▲『キャッシュサイズ』の欄に、自身のパソコンスペックに合った数値を入力しましょう。
ハンドル数とキャッシュ数を上げる
ハンドル数=タイムラインで扱う事ができる動画の最大数。キャッシュ数=タイムラインで扱うことができる最大サイズの画像。
あまり多く設定するとエラーが発生してしまうため、ハンドル数は『16~32』、キャッシュ数は『8~16』が推奨・・・ですが、最新版のAviUtlの場合はもっと大きく設定しても大丈夫なはずです。エラーが出ない範囲で調整してみましょう。

▲『タイムライン上で右クリック』→『環境設定』を選択。

▲ハンドル数とキャッシュ数を入力しましょう。
画像処理を間引いて表示にをオンにする
この設定を行うことで、一部の処理の重いフィルタを簡略化して表示してくれます。(その為、プレビューと出力したファイルでは、若干の見栄えの差が生まれます)

▲『タイムライン上で右クリック』→『画像処理を間引いて表示』にチェックを入れる。
動画を分割しすぎている
オブジェクトを分割した場合『一つの動画を分割している』ではなく『動画を新たに読み込んでいる』扱いになってしまうとのことです・・・。
つまり、カットなどを繰り返し20分割した動画ファイルは『20個の動画を読み込んでいる』という扱いになり、大きな負荷がかかってしまいます。
- 分割の量を減らす
- 分割編集したファイルを出力し一つの動画として読み込む
- カットした部分を削除せずにミュートにする

▲分割したファイルを移動し、ミュートにすることで動作が軽くなったとの報告あり。
右側の『Layer』をクリックすることで、そのレイヤーをミュートにすることが可能です。ミュートにしたレイヤーは非表示状態になり、出力した際も表示されなくなります。
フィルタを使いすぎている
フィルタを使いすぎると、どうしても動作が重くなってしまします。使ってないフィルタはチェックを外す、もしくは重いフィルタは使用を控えることをオススメします。
どうしても重いフィルタを使いたい場合は『出力直前までチェック外しておく』といった方法もあります。
- 使ってないフィルタは削除する
- 重いフィルタは使わない
- 出力直前までチェックを外しておく

▲使わないフィルタはチェックを外す、もしくは削除するようにしましょう。
読み込んだ動画のサイズが大きすぎる
読み込んだ動画のサイズが『30GB』とか『50GB』だと普通に重いです・・・。その為、事前にファイルサイズを小さくしておくことをオススメします。
動画撮影を行う際、1920×1080で録画するのではなく1280×720で録画する。もしくは1920×1080のファイルを編集前に1280×720にリサイズすることをオススメします。
- 無圧縮のAVIファイルを読み込む
- ファイルの解像度を下げて録画する
- 大きい解像度のファイルを小さくリサイズする
キャンバスが大きすぎる
キャンバスのサイズが大きいと、当然オブジェクトやフォントサイズも大きくなってしまうため、細かい編集をすればするほど負荷が大きくなってしまいます・・・。
- 720×480→640×360に
- 1920×1080→1280×720に

▲『設定』→『サイズの変更』から変更可能。
フォントが大きすぎる
テキストオブジェクトの『フォントサイズ』を大ききし過ぎると、異常なまでに重くなります・・・。
- 重いフォントは使わない
- 透過ファイルとして出力し読み込む

▲フォント形式によっては動作が異常に重くなってしまうものがあります。使用を控えるか、透過ファイルとして読み込むことをオススメします。

動画の保存先が悪い
外付けHDDやUSBメモリに保存している動画をそのまま読み込んだ場合、動作が重くなってしまう可能性があります。出来るだけパソコン本体から読み込むようにしましょう。
- 録画ファイルは内蔵のHDD・SSDに保存する
- 外付けから内蔵のHDD・SSDに移動する
まとめ
以上が筆者の経験を基にした、AviUtlを快適に使用するための解決策です!
正直、動画編集は重いものです・・・。もろにパソコンスペックに依存します。大きなサイズの動画や細かい編集をしたいのであれば、メモリーは16GB以上・CPUはCore i5以上・・・といった感じで、それなりの編集環境を整える必要があります・・・!
