ゲーム実況に必要なパソコンスペック
快適な実況配信・動画撮影・編集作業を行うには、どれくらいのパソコンスペックが必要なのか…?出来ることならどんな高負荷ツールもサクサクと動作させたいところ…!
ざっくり結論を言うならば、編集ツールに『Adobe Premiere Pro』を使うか、AviUtlなどの『それ以外のツール』を使うかで大分変ってきます。
Premiere Proを使わない場合
CPU | Core i5 以上 |
メモリ | 8GB 以上 |
グラフィックボード | GTX 1650 以上 |
ストレージ | HDD 500GB以上 |
上記のスペックであれば、AviutlでのHD画質編集・HD画質録画・配信時に複数アプリ起動…を行ってもプツプツすることなく安定した動作が可能です。
- AviUtlで容量の大きい動画を編集
- HD画質でゲームとVアバターを録画+音声録音
- FPSゲームを1280×720解像度で配信しながらプレイ
- OBSでマルチ配信を行いながらVtuberトラッキング
CPU
『Core i5』あれば、録画・配信ツールはストレス無く動作すると思われます。しかし、4K画質での録画や、将来性を考えると『Core i7以上』は搭載しておきたいです。
メモリ
アプリ・ツールの動作は、ほぼ全てメモリ数に依存します。編集作業・エンコード・配信時の複数ツール同時起動を考えると『8GB~16GB』は必要です。
ストレージ
メインの内蔵ストレージはHDDでも構いませんが、SSD(256GB以上)にした方が動作が速く、安定します。録画したファイルなどが蓄積することで、相当な容量を食ってしまいますが、それに関しては『外付けHDD』などで補えば大丈夫です。
Premiere Proを使う場合
CPU | Core i7 以上 |
メモリ | 32GB 以上 |
グラフィックボード | GTX 1070 以上 |
ストレージ | SSD 512GB 以上 |
- Premiere Proにて1画面に容量の大きい動画を読み込み再生
- Premiere Proにて4K画質の動画を編集&エンコード
- OBSで配信+FPSをプレイ+Vtuberトラッキング+高画質録画
Premiere Proは高性能な代わり、ハイスペックなPCを要求されます。その分、容量の大きい動画や細かい作業に向いており、初心者でも扱いやすい仕様となっています。
CPU
『Core i7』であれば、問題なく動作します。Premiere Proだけでなく、ほぼ全ての高負荷なツール・アプリに対応できます。
メモリ
メモリに関しては快適に動作させるために最低16GB。余ったメモリは『キャッシュ』に回されるため、容量が多ければ多いほどサクサク作業を行えます。
ストレージ
メインのストレージはSSD推奨です。編集するための素材・録画ファイルもPremiere Proと同じ場所に置きたいので、出来れば『512GB以上』の容量が欲しいです。
グラフィックボード
パソコンゲームは勿論、動画の録画や編集作業も『グラフィックボード』の影響を受けます。大雑把ですが、下記の表が快適に動作する目安です。(独断と偏見あり)
- Adobe Premiere Pro
- AviUtl
- 録画ソフト(最高画質)
- FPSゲーム(最高画質)
※グレー背景は人気の高い『定番系』のグラフィックボードです。
基本的に『高負荷なPCゲームを超高画質でプレイする』といった用途が無いのであれば、4~5万円ほどの製品(RTX 2060~3060辺り)…最低限で良い場合は2~3万円ほどの製品(GTX 1650 SUPER~1660 SUPER辺り)で十分です。
おすすめのパソコン
快適なゲーム実況動画の録画・編集・エンコード・配信を行いたい場合、大体15万円ほどの市販されているパソコンを購入すれば、ほぼ間違いないと思われます。
新しくパソコンを購入する場合は『タワー型』『電源が450W以上』『Core i7以上』を推奨します。理由としては、タワー型はカスタマイズしやすく、メモリ・ストレージに関しては初心者でも簡単に増設できるのに対し、電源やCPUは若干コツがいる為です。
▲筆者が長く愛用している『DELL XPS』シリーズ。サポートがしっかりしているのは勿論、カスタマイズしやすいデザインが特徴的。メモリやグラボの交換が簡単!
▲初心者・上級者問わず人気が高いゲーミングパソコン『ガレリア』。高性能なグラフィックボードが搭載されており、熱を逃がす通気性の良いデザインが特徴的。