ゲーム実況配信に必要な物
キャプチャーボード | パソコンとゲーム機を繋げるための機材。20,000~30,000円。 |
配信ツール | 配信を行うためのソフト。無料で利用できます。 |
パソコンマイク | 音声を配信するための機材。3,000円~20,000円ほど。 |
AVerMediaシリーズ(GC550 PLUS)は、定番とも言えるほどの大人気キャプチャーボードであり、高性能な録画ソフトが付属しているため超オススメです!
配信ソフト『OBS Studio』の使い方
- 様々なサイトの生配信
- カメラ映像の取り込み
- 2サイト同時配信
- テロップ入れ
- コメントを画面に表示する
- 取り込んだ画面を録画
生配信ツールは何種類か存在していますが、その中でも最も人気で高性能・・・更には無料で使うことが出来る『OBS Studio』がオススメです!
OBS Studioは、YouTubeライブ・Twitch・ニコニコ生放送・ツイキャス・ミルダムなど・・・ほぼ全ての配信サービスに対応しています。
インストール
▲『公式サイト』からファイルをダウンロードしましょう。
▲保存したファイルを実行するとセットアップ画面が表示されるので、保存先を指定し、インストールを行いましょう。
▲インストール完了です。
ゲーム画面を取り込む
▲下の『ソース』の部分で右クリック。
▲『追加』から『映像キャプチャデバイス』をクリック。
▲『デバイス』から接続しているキャプチャーボードを選択しましょう。GC550を使っている場合は『AVerMedia GC550 Video Capture』を選択。
▲ゲーム画面が表示されれ成功です!
パソコンウィンドウ画面を取り込む
パソコンで開いている、指定したウィンドウをキャプチャーすることが出来ます。『ブラウザゲーム』『フリーゲーム』『お絵描き』などの配信を行いたい場合に便利です。
▲下の『ソース』の部分で右クリック。『ウィンドウキャプチャ』を選択。
▲『ウィンドウ』の項目からキャプチャしたい画面を選択。
▲無事キャプチャ成功!
パソコンゲームを取り込む
Steamなどのパソコンゲームをキャプチャしたい場合に使用する設定です。
上記で解説した『ウィンドウキャプチャ』でも可能ですが、オーバーレイの関係上、上手くキャプチャ出来ない場合が多いため、こちらの設定が推奨です。
▲ゲームキャプチャを選択。
▲『新規作成』でOKを選択。
▲『特定のウィンドウをキャプチャ』を選択。
▲キャプチャしたいゲームウィンドウを選択。
▲無事キャプチャ成功!
iPhoneの画面を取り込む
HDMI変換アダプタをキャプチャーボードに接続することで、iPhoneなどのiOSデバイスの画面をパソコンにキャプチャーすることが可能になります。
特に難しい設定は要らず、パソコンゲームを取り込む方法と同じく『映像キャプチャデバイス』から『iosデバイス』を選択することでキャプチャ可能です。
SFC・PSなどの古いゲーム画面を取り込む
任天堂64・ゲームキューブ・Wii・PS・PS2などの古いゲーム機は『コンポジット端子』という、3色のケーブルを用いて映像を出力しています。
そのため『コンポジット端子に対応したキャプチャーボード』をゲーム機とパソコン中間して接続する必要があります。
『I-O DATAGV-USB2』は、2000年代後半、実況動画が流行りだした初期の時代に最も使われていた人気ゲームキャプチャーです。今でも古いゲームをキャプチャする際に使われることが多いです。
上記の製品をパソコンに接続し、ドライバをインストール。
▲『ソース』の部分から『映像キャプチャデバイス』を選択。
▲新規作成を選択。名前は適当で大丈夫です。
▲『映像キャプチャデバイス』→『GV-USB3/HD』を選択。
▲無事取り込めれば成功です!
ストリームキーの設定
OBSと配信サイトを紐付けるためには、OBSの設定画面にて、配信サイト側が提供している『ストリームキー』を入力する必要があります。
▲OBSを起動してみましょう、黒い画面の部分が配信で映し出される範囲になります。
▲左上の『ファイル』から『設定』を選択。
▲左上の『配信』を選択し『サービス』の中から配信を行いたいサイト名を選択。
▲必要な情報を入力しましょう、YouTubeの場合はストリームキーのみの入力になります。ストリームキーは、各サイトの放送設定画面にて表記されています。
YouTube Liveの場合
▲左下のストリームキーをコピー。
▲サービスの項目で『YouTube』を選択し『ストリームキー』のエリアに貼り付けて完了です。
ニコニコ生放送の場合
▲ニコニコ生放送の場合は放送画面の下部分から。
サービス内に無い場合
▲ツイキャスなど、配信サイトが一覧にない場合は『カスタム』を選択。
▲ストリームキーの項目に『ストリームキー』、サーバーの項目に『rtmp://から始まるURL』をコピーし入力しましょう。
記入する情報は、配信するサービスの設定画面をちょっと探せばすぐに見つかります。
画質・音質の設定
使っているパソコンのスペックと配信サイトによって、設定の内容は変わってきます。詳しくは配信サイトの推奨設定の項目を確認しましょう。
エンコーダ | NVIDIA NVENC H.264を推奨 |
レート制御 | CBR |
ビットレート | 2000~5000Kbps |
キーフレーム | 2 |
プリセット | Performance(上に行くほど負荷はかかるが高画質) |
▲とりあえず、どのサイトでも通用する設定はこんな感じです。画面がカク付く場合はビットレートの数値を調整してみましょう。
音質の設定
▲『設定→出力』から『音声』のタブを選択。とりあえず『トラック1』の部分に音声ビットレートを設定しましょう。推奨は128です。
▲『設定→出力』から『配信』のタブを開き、『音声トラック』の『1』の部分にチェック。
動作が重い場合
重かったりカクカクしてしまう場合は、ビットレートの数値を見直しましょう。1500~5000くらいの間で調整してみると良いと思います。
▲更に軽くしたい場合は、左メニューの『映像』を選択し『出力解像度』を1280×720に設定。FPS共通値を30に変更しましょう。
- ビットレートを下げてみる
- FPS共通値を60→30に下げてみる
- プリセットを『Low』まで下げてみる
- 出力解像度を1280×720、またはそれ以下にする
音質の設定
このままの設定だと『声がうるさい!』『ゲームの音が聞こえない!』といった、視聴者から苦情がきてしまうので、丁度良い感じに調整しましょう。
音量を調整する
▲下の『ミキサー』の部分で右クリックし『オーディオの詳細プロパティ』を選択。
▲『デスクトップ音声(PCから出る音声)』『マイク音声』『映像キャプチャデバイス(キャプチャーしたゲームの音声)』を調整しましょう。
テスト放送を行い、実際に自分で聞きながら調整してみるといいかもしれません。
ノイズを無くす
マイクで拾ってしまうノイズをOBS側で制御することが出来ます。
▲ミキサーの『マイク』を右クリックし『フィルタ』を選択。
▲左部分で右クリックし『ノイズ制御』『ノイズゲート』を追加。
▲バーを左右に移動し、良い感じになるよう調整してみましょう!
生配信を行う
▲右下の『配信開始』をクリックするだけです。
YouTube・ニコニコ生放送・ツイキャスなど、ほとんどサイトはストリームキーが固定されているため、いちいち入力し直す必要がありません。一度設定すれば、あとは配信開始を押すだけなので簡単です。
配信を終了したい場合は『配信終了』をクリックしましょう。
実況動画の撮り方
『GC550 PLUS』など、キャプチャーボードを持っていれば、生配信だけではなく、最高品質の実況動画を録画することが可能です。詳しくは下記の記事を参考にして下さい!