マイクの違いを解説
マイクの違いを超簡単に解説!
マイクには『コンデンサーマイク』と『ダイナミックマイク』の2種類があり、パソコンに音を取り込むためには、どちらもXLRケーブルを用いて『オーディオインターフェイス』と呼ばれる音楽機器を中継し接続するのが基本です。
これらのマイクをオーディオインターフェイスを通さず『USB端子』で直接パソコンに繋ぐことが出来るのが『USBマイク』と呼ばれる製品です。
▲USBマイクは付属のケーブルだけで簡単に接続できる!
USB型 | コンデンサー型 | ダイナミック型 | |
値段 | 安い | やや高い | 高い |
音質 | 良い | 凄く良い | 凄く良い |
ノイズ | 少しある | 少ない | ほぼ無い |
機能 | 色々 | 色々 | シンプル |
耐久性 | 普通 | 普通 | 丈夫 |
コード | 1本 | 2~3本 | 2~3本 |
必須品 | 無し | オーディオインターフェイス | オーディオインターフェイス |
コンデンサーマイクの特徴
音質 | |
ノイズ制御 | |
機能の多さ | |
値段の安さ | |
耐久性 |
簡単に言うと『電圧』を用いて音を生み出すマイク。電気の力を使っている為、ミュートランプやイヤホンジャックなど、便利な機能が多数搭載されている製品が多いのが特徴。
パソコンに接続するためにはオーディオインターフェイスという1~4万円ほどする音楽機材を別で購入する必要があります。
- 音質には拘りたい
- ノイズを少なくしたい
- 様々な指向性を使いたい
- 出費を5~6万円以内で抑えたい
▲加藤純一さんをはじめ、多くの実況者から人気のあるコンデンサーマイク!
ダイナミックマイクの特徴
音質 | |
ノイズ制御 | |
機能の多さ | |
値段の安さ | |
耐久性 |
コンデンサー型と違って電源の供給を必要としない為、細かい機能は搭載されていません。言うなれば『音を拾うことだけ』に特化されたマイク。その分ノイズが発生し辛いのが特徴。歌ってみたやナレーションなど、幅広い分野で最高のパフォーマンスを発揮します。
デメリットは、少しでもマイクから離れて喋った場合、極端に拾う音が小さくなってしまうこと。逆に言えば、キーボードや生活音などのノイズに当たる音をほとんど拾いません。
3万円~10万円と、とにかく高価格で、オーディオインターフェイスと合わせて購入しなければならないことを考えると、それなりの出費を覚悟しなければいけません。
- 音質にとても拘りたい
- ノイズを限りなく無くしたい
- 5万円以上の出費が可能
- 歌ってみたと併用して使いたい
▲HIKAKINさんをはじめ、多くの実況者から人気のあるダイナミックマイク!
USBマイクの特徴
音質 | |
ノイズ制御 | |
機能の多さ | |
値段の安さ | |
耐久性 |
上記で解説したマイクをパソコンに直接繋ぐことが出来るのがUSBマイクです。つまり『USBコンデンサーマイク』『USBダイナミックマイク』の2種類が存在します。
パソコンへ直接繋いでいる為『ノイズが発生しやすい』といった欠点があげられますが、最近では、ほとんど気にならないものが多く、録音ソフトや配信ツール側でリアルタイムでノイズ除去を行えるため、十分満足のいく音質で利用できます。
- 出来るだけ出費を抑えたい
- 省スペースで設置したい
- リアクション系の動画が多い
オーディオインターフェイスって何?
マイクや楽器から取り込んだ音源を『ゲイン調整・ノイズ除去』し、クリアな音質でパソコンやスピーカーへと送る・・・ざっくり言うと『音の浄水器』のような役割。
基本的にコンデンサー・ダイナミックどちらとも『XLR端子ケーブル』を用いて接続します。メス側をマイクに、オス側をオーディオインターフェイスへと差し込みましょう。オーディオインターフェイスからパソコンへは付属のケーブルで接続できます。
- XLR端子の機器と接続
- 音量の調整
- ノイズの除去
- 音ズレの解消
- パソコンへの出力
- スピーカーへの出力
- イヤホン・ヘッドホンへの出力
ゲーム実況に適しているマイクは?
散々マイクの特徴を解説してきましたが、結局ゲーム実況にはどのマイクが適しているのか…?筆者としては『コンデンサーマイク』がオススメです!
ダイナミックマイクが向いていない訳ではないです。言うなればオーバースペック。オールマイティに活用できる分、値段が高くて手を出しにくい…。
逆に最近のコンデンサーマイクは『実況・配信特化』に作られており、機能面が充実、それでいて比較的安価で購入できるため、総合的に適しているという感想です!
ただ『限りなくノイズを無くしたい』『出来るだけ室内や外の音を拾いたくない』『キーボードやクリック音を拾いたくない』といった場合は『ダイナミック型』がオススメ。
- リアルな音を配信したい
- 環境音やノイズを限りなく無くしたい
- イケボなど声の良さを引き出したい
- 歌ってみたなどと併用して使いたい
- 予算やデスクスペースに余裕がある
- ゲーム実況や雑談配信で気軽に使いたい
- 大声で叫ぶのに使いたい
- ミュートなど様々な機能を使いたい
- コード類でごちゃ付かせたくない
- 出来るだけ安価で済ませたい
実際にリアクション系のゲーム実況を投稿している方は『コンデンサー型』が多く、マルチな活動を行っている方は『ダイナミック型』が多い印象です。
参考記事:有名実況者が使うマイクを調べてみた!
筆者としては、USBコンデンサーマイク『Wave:3』がオススメです。大声実況でありがちな『音割れ』の対策がしっかりとされていて、もちろん高音質。まさにゲーム実況者のために作られたマイクと言っても過言ではないです!
まとめ
USB型 | コンデンサー型 | ダイナミック型 | |
値段 | 安い | やや高い | 高い |
音質 | 良い | 凄く良い | 凄く良い |
ノイズ | 少しある | 少ない | ほぼ無い |
機能 | 色々 | 色々 | シンプル |
耐久性 | 普通 | 普通 | 丈夫 |
コード | 1本 | 2~3本 | 2~3本 |
必須品 | 無し | オーディオインターフェイス | オーディオインターフェイス |
15,000円のUSBマイク→15万円のマイク&オーディオインターフェイスに変えたとして、音質が10倍に跳ね上がる…わけではありません。1~2割ほど良くなったかな?と思う程度なので、無理をせずお財布と相談しながら自分に合ったマイクを探しましょう。
下記の記事にて『有名ゲーム実況者さんの使用するマイク』を調べ紹介しているので、参考にしていただけたら幸いです!