簡単にVtuberアバターを作る方法
個人で作成するのに300万~1000万はかかると言われていたVtuberですが、最近は低価格、むしろ無料で作れちゃうサービスが多数あります!
- 設定とか難しそう・・・
- 色んな作成アプリがあってどれを選べばいいかわからない・・・
そういった不安を持っている方の為に、このページでは数ある方法の中から、1番わかりやすくシンプルな方法を紹介し、説明したいと思います。
先にダウロードすべき3つの無料ソフトを紹介します。
VTuber用のアバターを作る
まずは肝心のオリジナルアバターを作らなければいけません。
- 3Dで作りたいなら『VRoid Studio』
- 2Dで作りたいなら『Live2D』
Live2Dは初心者には少し難しいので、今回は超簡単に出来る『VRoid Studio』をメインに解説していきたいと思います。
VRoid Studio
VRoid Studioは、大手イラスト投稿サイトpixivが開発した『3Dキャラメーカー』です。直感的に簡単に操作できるため、初心者の方にもオススメです!
- 3Dのキャラクターが作れる
- デフォルトで顔や服装などの素材が揃っている
- 単純な操作で簡単に作成できる
- 無料で利用できる
- イラスト投稿サイト『pixiv』が開発したソフト
- 作成したファイルは『vrm形式』で保存される
VRoid Studioの使い方
①各部位を調整する
▲髪型・顔・体形・服装など、細かく自分好みにカスタマイズすることが出来ます。マウスよりもペンタブでお絵描きするように操作した方が使いやすいです!
- マウスホイールを回すことでズームイン・ズームアウトすることが出来ます
- 右クリックしながらドラッグすることでキャラを回転することが出来ます
- 『Shift』を押しながら『ドラッグ』すると自由にキャラの位置を動かせます
②デザインした画像を読み込む
▲左上の『テクスチャ』をクリック。
▲デフォルト画像の場所で右クリックし『インポート』をクリック、用意していた画像(png・jpg・jpeg)ファイルを読み込む。
▲しっかり反映!この要領で、他の部位もオリジナルの画像に差し替えることが出来ます。
③書き出し
▲右上の『撮影・エクスポート』を選択し、右の『エクスポート』をクリック。
▲好きな名前を付けてOKをクリック。
▲保存完了、vrmファイルの完成です!
デザインが上手くいかない場合
キャラクターを1から作りたい場合、photoshopなどのイラスト作成ソフトや、それなりの技術・センスが必要なため、初心者にはハードルが高いかもしれません・・・。
そういった場合、デフォルトのスキンで我慢するか、クリエイターが作ったフリーの素材を使うか、『無料で』というタイトルに反しますが、デザイナーにお金を払って作ってもらうかの2択になります。
ニコ立体
フリーの素材を使うならニコニコ動画のコンテンツである『ニコ立体』がお勧めです。種類も豊富で高クオリティな素材が揃っています。
基本、ダウロードしたファイル(vrmファイル)は再編集できず、カメラの動きと連動させるソフト(後に紹介)の読み込み専用となります。
VRoid Hub
こちらもニコ立体と同じく、フリー素材が多く公開されています。
ダウンロードリンクのそばに利用条件が記載されているため、『個人利用OK』と書かれた素材のみダウロードするようにしましょう。
同じく、ダウロードしたファイルは再編集できず、カメラの動きと連動させるソフトの読み込み専用となります。
ココナラ
ココナラでは、フリーで活躍するクリエイターにお金を払うことで、デザインを依頼することが出来ます。お金に余裕があったら試してみてもいいですね!
BOOTH
マーケットプレイスサイトBOOTHでも結構な種類の素材が販売されています。値段が0円の素材も多いので、覗いてみる価値あり!
商品を購入するためには『pixiv』のIDが必要です。
3teneでカメラと連動させる
作成したキャラクターを『3tene』という、ウェブカメラを通して自身の顔・体の動きに連動させるソフトで読み込みましょう。
より高性能な有料版もありますが、まずはお試しに無料版をダウンロードしましょう。
- 全身の動きの連動が可能
- 指の動きも連動可能
- Live2Dで作成したファイルに対応
- 高解像度映像出力に対応
無料版だと、顔・頭・首・腰しか動かすことが出来ません。いろいろと慣れてきて物足りないなと思ってきたら有料版に手を出してみましょう!
読み込み方
▲左メニューの『新規アバターの登録』をクリック。
▲先ほどVRoid Studioで作成したvrmファイルを選択。
▲読み込めました!
▲同様に『VRoid Hub』や『ニコ立体』でダウンロードしたファイルも・・・
▲無事読み込めました!
こんな感じで複数のキャラクターを読み込むことが出来るので便利です!
カメラと連動させる
読み込んだキャラクターを動かすためには『ウェブカメラ』を使って自身の顔を映し、キャラクターと動きを連動させる必要があります。
▲右メニューの『アバターの調整』を選択し、設定タブを開く。
▲『ウェブカメラ』をクリックし、使用しているウェブカメラ名を選択。
▲右メニュー1番上の『トラッキングの開始』をクリックし、ファイストラッキング・リップシンクの開始ボタンを押す。
▲感度などの細かい設定をして終了!
以上の手順で、キャラクターとの連動は完了したと思います。
光の加減やカメラの位置によっては、上手く連動出来ない場合があります。
映像を録画する
▲左下のカメラマークを押すことで、録画が開始されます。
録画したファイルの保存先は設定ボタンから変更でき、AVI形式で保存されます。
配信中に表示する
作成したアバターを生配信でリアルタイムで表示したい場合はどうしたらいいか。今回は『OBS』という、有名な配信ツールでの設定方法を解説したいと思います。
OBSの細かい設定方法・配信方法は、下記の記事にて詳しく解説しています!
①背景をグリーンバックにする
▲左メニューの『背景を指定する』をクリック。
▲色の指定で緑色を選択。
②OBS側に取り込む
▲下部分の『ソース』で右クリック→『追加』→『ウィンドウキャプチャ』をクリック。
▲ウィンドウタブから『3teneFREE』を選択。
▲3teneFREEの画面の取り込みに成功!
▲角の赤い四角を『Alt』+ドラッグで、取り込む範囲を調整。
▲ソースの『ウィンドウキャプチャ』を右クリックし『フィルタ』をクリック。
▲左スペースで右クリックし『追加』を選択、続いて『クロマキー』をクリック。
▲色キーの種類を『緑』にし、下のバーで丁度いい感じに調整。
▲こんな感じでキレイに表示されたはず!
緑色を基調にしたキャラクターの場合は、緑のクロマキーを当てると背景と一緒に消えてしまうため、3teneFREEの背景色設定の時点で別の色・・・つまり作成したキャラクターに使われていない『派手な色』を設定するようにしましょう。
まとめ
個人がVtuberになるためには『数百万円はかかる!』と言われていた時代がありましたが、無料でここまでの機能が使えるなんて驚きです。
今回は無料版を解説しましたが、有料版になると上半身だけではなく『全身』を動かせるようになるので、興味のある方は思い切って買っちゃってみるのもいいかもしれないです。